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日々のきろく

図書館や高等教育をめぐる様々なできごとなどを記録します

日本版MOOC体験記 gacco「インタラクティブ・ティーチング」(2)gacco、インタラクティブ・ティーチング概要

 前エントリの続きです。



というわけで、日本版MOOC「gacco」、今回受講したのは「インタラクティブ・ティーチング」です。

■gacco概要

「大学教授陣による本格的な講義を、誰でも無料で受けられるウェブサービス​​」(gaccoホームページより)

1)運営

 株式会社NTTドコモ / NTTナレッジ・スクウェア株式会社

2)特徴
 ・本格的な大学講義の提供
   ビジネスに直結するものから教養的なものまで、幅広いジャンルに関する高クオリティな講座が揃う
 ・深く学べる
   別途設置された掲示板で、仲間同士による議論が可能(講師が参加することも)
 ・修了証の発行
   課題を提出し、所定の基準を満たすと修了証が発行される​

4)登録(アカウント作成)

 登録に必要な項目は、メールアドレス・氏名・ユーザー名・パスワード(以上必須)・最終学歴・性別・誕生年程度と、いたって簡単。

 

 ■「インタラクティブ・ティーチング」概要

制作:東京大学大学総合教育研究センター

支援・協力:一般財団法人日本教育研究イノベーションセンター


1)講義の目的

大学教員の「研究者」として能力を伸ばすことはもちろ んですが、もう一方の「教育者」としての知識やスキルも習得したい――このような思いを持つ大学院生のために、本コースは開講されます。本コースは、東京大学で実施されている大学教員を目指す大学院生を対象とした「東京大学フューチャーファカルティプログラム」の蓄積をもとに構成されており、学生が主体的 に学ぶための教育のあり方について、特に「ともに学ぶ」ことに重点をおきながら実践的な内容を展開します。

東京大学ファカルティ・ディベロップメント 「インタラクティブ・ティーチング」紹介ページより

詳細はこちらをどうぞ!


MOOC講座「インタラクティブ・ティーチング」説明ビデオ - YouTube


2)受講対象:

特に制限はなく、「教えること」に携わるすべての人が受講できますが、講義内容は「これから大学教員を目指す大学院生」を想定して進んでいきます。

 #実際に受講した際にご一緒した方々を見ると、上記のほか

    ・現役教員(大学・高校・中学校)

    ・大学で教えている、企業講座などの担当者

    ・企業の研修・人材育成担当者

    ・大学職員(図書館員含む)

 とおぼしき方も。

 

※以下、gacco「インタラクティブ・ティーチング」講義ページより一部抜粋

3)到達目標

 ・アクティブ・ラーニングとは何かを説明できる

 ・多様なグループ・ワーク(ジグソー法、ポスター・ツアーなど)の特徴と実施方法を説明できる

 ・学びを深める授業をデザインできる

 ・コースの目的と目標を適切に設定できる

 ・コースの評価の意義を理解し、適切に活用できる

 ・ポートフォリオの特徴を知り、キャリアパスを考えるツールとして活用できる  他

4)課題内容

 ・毎週(各単元)、選択形式の理解度確認クイズを実施
 ・期間中に最終レポートの提出を課す
 ・最終レポートは、受講者間の相互採点を実施

 

5)修了条件

 得点率70%以上

 

6)学習期間

 8週間(2014年11月19日~2015年1月25日 / 最終レポート提出締切:2月2日)

 

7)講義構成

・ナレッジ・セッション

  「インタラクティブ」な学びを 促す教育のあり方について学ぶ

   【第1週】アクティブ・ラーニングについて知ろう
   【第2週】アクティブ・ラーニングの技法
   【第3週】学習の科学
   【第4週】90分の授業をデザインしよう
   【第5週】もっと使えるシラバスを書こう
   【第6週】学びを促す評価
   【第7週】キャリアパスを考える1 大学教員としてのあり方
   【第8週】キャリアパスを考える2 ポートフォリオの利用

・スキル・セッション

  演劇・表現の観点から、参加者が主体的に学ぶ場を作るための技法を学ぶ

   【第1週】スキルの哲学:肝心なものは目に見えない
   【第2週】導入編1:空間を作る
   【第3週】導入編2:伝わる喋り方
   【第4週】交流編1:まずは自分の緊張をほぐす
   【第5週】交流編2:リアクションを生み出すために
   【第6週】応用編1:質疑応答(1)
   【第7週】応用編2:質疑応答(2)
   【第8週】まとめ:失敗を恐れるな


・ストーリー・セッション

  各領域で第一線を走る研究者・実践者たちが、「教えること」にいかに向き合い、実践してきたのかを語る

   【第1週】理系分野のアクティブ・ラーニング
          (東京大学大学院総合文化研究科・平岡秀一教授)
           ケースを用いた学習:ケースメソッドを用いたビジネスススクールでの学び
          (法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科・高木晴夫教授)
   【第2週】学生の議論を促すには?
          (東京大学大学院教育学研究科・本田由紀教授)
           協調学習、高校の授業をインタラクティブに!
          (東京大学大学総合教育研究センター・三宅なほみ教授)
      【第3週】栄養学を教える:一歩一歩学びをつくることの大切さ
          (女子栄養大学短期大学部・渋谷まさと教授)
           プロジェクト・ベースド・ラーニングから、パッション・ベースド・ラーニングへ
           (同志社女子大学現代社会学部・上田信行教授)
      【第4週】目で見て、耳で聞く英語教育:視聴覚教材の利用
           (東京大学大学院教育学研究科・斎藤兆史教授)
           教え方、学び方の日米英比較、1人の教員ができること
           (オックスフォード大学社会学科・苅谷剛彦教授)
   【第5週】大学教育と大学生の日独比較
           (東京大学大学院総合文化研究科・へルマン・ゴチェフスキ准教授)
           学生とともに創る授業:プロジェクト・ベースド・ラーニングへの挑戦
           (東京大学教養学部附属教養教育高度化機構・山邉昭則特任講師)

   【第6週】研究の駆動力にもなる「おもろい教育」を目指して
           (東京大学大学院理学系研究科・入江直樹准教授)
           対話を使った組織変革・人材育成
           (株式会社アクション・デザイン代表加藤雅則氏)
   【第7週】大学はどうなるか?大学教員には何が求められるか?:MOOCと反転授業
           (東京大学大学院情報学環・山内祐平准教授)
   【第8週】大学の歴史から大学教員のこれからを考える
             (東京大学大学総合教育研究センター吉見俊哉センター長・教授、中原淳准教授、栗田佳代子特任准教授)


詳しくはこちらもどうぞ!

学習プロセス・感想は次のエントリで・・・(また続きます