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日々のきろく

図書館や高等教育をめぐる様々なできごとなどを記録します

2013年を振り返って

図書館系情報のブログを書いていらっしゃる方々が今年の振り返りを始められていますね。
去年はさぼってしまいましたが、今年こそは一年をしっかり振り返って、備忘録的に記録しておきます(完全な日記なので面白くないと思います><。

2012年は「インプット」の年であったのに対し、2013年は「アウトプット」中心の一年でした。

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【1月】

名取市図書館移転作業(仲介:saveMLAK)のお手伝い
震災で建物に甚大な被害を受け、取り壊すことになった名取市図書館の所蔵資料を「どんぐり・アンみんなの図書室」へ運搬する作業のお手伝いに行きました。この作業がきっかけで今もSNSで繋がらせていただいている方も。出会いに感謝です。
*「どんぐり・アンみんなの図書室」は2013年1月18日にオープンしています。

 ■第35回MULU茶話会:「カナダ海外研修報告と大学図書館への応用」梅澤貴典さん:中央大学ビジネススクール事務室 *当時)
図書館がもっと活用されるために、経営的視点から大学における図書館の位置づけを変えていきたい!という気持ちがバッシバシ伝わってくる内容でした。
私の段取りが悪く急なお願いになってしまったにも関わらず、仙台までいらしていただいてたくさんのポジティブな刺激をくださった梅澤さん、当日お手伝いくださった方々にはただただ感謝です。

地球三兄弟ライブ(地球三兄弟ツアー2013『ここほれ三兄弟』@東京エレクトロンホール宮城
ここで一年分の櫻井充電満タンに(ほぼオンステージ状態)。男櫻井の歌う「イージュー☆ライダー」に涙したのもよい思い出。

#わおいま気がついたけどライブDVDが出ているよ!


そしてこの月はやたらセリ鍋を食べているw(家でも食べてる

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【2月】

SDフォーラム in 仙台 「SDの実践的な取り組みに向けて」

このフォーラムの事例報告のなかの「組織的なSDでは自学の理念や方針を意識したプログラムを」「SDは目的ではなく手段である」という言葉が強く印象に残っています。SDプログラムの企画自体が有効なSDである、というのは経験上感じてはいましたが、この言葉で「研修を企画すること」「研修を受講すること」を目的とするだけではなく、その先にある成果を意識していかなくちゃいけない、ということを考えるようになりました。

この月は担当していた外国雑誌の年度末会計処理の変更で四苦八苦していたのと、震災がらみのお仕事、翌月のマネジメント研究会×MULUのイベント準備などなどが重なり合い、精神的に追い詰められていました。いい歳して自分の能力の低さと人間的な器の小ささに情けなくて腹が立って、悔しくて泣いてばかり。周囲のひとたちにもイライラをぶつけてしまい、とくに職場のひとたちとマネ研イベントの準備を一緒にやってくれていた@kanosukeさんには迷惑かけまくりでした・・・m(_ _)m

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【3月】

大学マネジメント研究会×MULU企画 第2回「maneken共創考房in仙台」

千葉大学の竹内先生、中央大学梅澤さんをはじめとする豪華講師陣より、図書館の可能性の広がりを予感させる刺激的なお話をいただきました。

マネ研のイベントで図書館にスポットが当たったことにより、大学図書館の学習(学修)支援機能はもはや図書館のみならず大学教育の文脈の中で、そして大学経営においても注目され始めている、ということを実感しました。図書館に追い風がびゅうびゅう吹いている、この風に乗らないでどーする、とも。
このプログラムでは一緒に準備を進めた@kanosukeさんをはじめ、いろんな人に迷惑をかけ、協力をいただきつつ、マネジメントを体当たりで学んだ気がしています。
グループワークでは、前年の私立大学図書館協会東地区研究部研修会でACADEMIC RESOURCE GUIDEの岡本真さんに教えていただいた「ブレインライティング」KJ法を組み合わせてみたところ、短時間でものすごい量のアイディアが生まれました。これは面白かった。
過去にマネ研イベントに参加した際に、グループワークのクォリティの高さに驚いた経験があったので、それがひそかにプレッシャーにもなっていました。遠くは大阪から参加される方もいらっしゃって、マネ研イベントに対する期待の高さも感じる。だからこそ、仙台まで来て単に「楽しかった!」で終わるのではなく、何か一つでも持って帰ってもらえるものを作りたい、と考えていました。達成できたかは未だに自信はありません。

当日の内容はこちら(togetter)

このイベントを終えた段階で自分のキャパやもろもろに限界を感じ、業務に集中するためMULUを卒業しました。その際はいろんな方に迷惑をかけまくってしまいました。

この月に、震災がらみの外部のお仕事がひとつ増えました。

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【4月】

相変わらず迷走。自分の関心分野は実は図書館なのではなくて、図書館職員も含めた「大学職員」の人材育成なのではなかろうか、などと考えていました。これが自分の根底にあるから、大学職員がいい仕事をするために図書館ができることは何だろうとか、図書館は大学職員のスキルアップに寄与できるはず、とか考えちゃうのだろな、でもこれって図書館員としては異端なんじゃないかなあ・・などと、もやもやしながらお仕事してました。


震災がらみのお仕事と、去年から継続中のもうひとつの外部のお仕事が同時に佳境に入り、学修支援環境を考えるお仕事、某誌編集協力委員のお仕事が増えました。


 真心ライブ(王道真心 ジャパン・ツアー2013@Rensa)

王道というだけあってベスト・オブ・真心なセトリ。最高に楽しかった!荒川土手みたいな古いうたを歌ってくれたのもめちゃくちゃうれしかった。


ARABAKI ROCK FEST.13
正直このために生きているので、これが終わった段階で私の2013年は終わっています(笑)
今年は泊りがけで参戦。DAD MOM GOD・ZAZEN BOYS
大橋トリオくるりサニーデイフラワーカンパニーズ トリビュートセッション・怒髪天the band apart堂島孝平×A.C.E.yanokami+U-zhaanハナレグミ七尾旅人岡村靖幸クロマニヨンズ曽我部恵一BANDでおなかいっぱい。

ZAZENの裏番組だったKEMURIを完全に見逃すという痛恨のミスを犯し、未だ後悔ちゅう。。


矢野顕子ライブ(矢野顕子、忌野清志郎を歌うツアー@2013 仙台市青年文化センター シアターホール)

「海のものでも山のものでも」、映像のなかの清志郎さんとアッコちゃんが一緒に歌う「ひとつだけ」にただただ涙。

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【5月】

それまで準備していた震災がらみのお仕事を公開することになり、同時に外部のお仕事が佳境に入ってふたたび限界に。どうにも身動きが取れず、予定していた学会発表を他の方にお願いすることになりました。

震災資料の持つ思いがけない強い力に感情が揺さぶられ、気持ちが当時に巻き戻されてしまう苦しさのなかで、震災の記憶を記録すること、発信することについて、とことん向き合って考え抜いた一ケ月でした。

この月から、某団体の長期研修に参加。11月までもがき苦しむことに。

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【6月】

大学教育学会第35回大会(統一テーマ:「教育から学習への転換」)
#内容はこちらのエントリにもすこし書きました。
「ラーニング・コモンズ」がテーマのラウンドテーブルでは、「図書館を変えるのではなく、図書館を通じて大学教育を変える」「教学IRを意識した学修支援」という言葉が強く印象に残りました。

国立情報学研究所オープンアクセスサミット2013
今回は特に文科省・NDLの方の博士論文電子化対応、リポジトリとの関係についての話が注目されていました。機関リポジトリ未構築の大学も既にかなりの数JAIRO Cloudの利用申請を行っていると聞いて地味に焦ってしまいました。


■某研究会で大学職員の情報収集についての講座を担当
大学職員の情報リテラシー能力の獲得と、より質の高い業務を目指すために大学図書館がお手伝いできることを、図書館が持つ「業務に活かせるリソース」と共にご紹介、という触れ込みでしたが・・。結局独りよがりな内容になってしまったと反省。

YO-KINGライブ(
YO-KING LIFE WORK TOUR@せんだいメディアテーク スタジオシアター)
ライブハウスじゃないのが新鮮。アコギ1本でしっとりと歌い上げる素敵なライブでした。ずっと誰が歌ってるのか謎だったLIXILのCMソングの声の主がキングさんだったことがここで判明。すっきり。

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【7月】

■某団体長期研修の集合研修
この研修は個人ベースで自学が持つ課題を洗い出して分析し、調査研究を行い論文形式のレポートと課題解決のための提案書を作るというもの。集合研修では高等教育のカレントトピック、プロジェクトマネジメントやアンケート手法、特にプレゼン手法を徹底的に勉強し、役員へのプレゼンを想定した訓練を行いました。評価されることに慣れていない自分に気づいたのも大きな収穫。

若手職員のための大学職員論(主催:東北大学高等教育開発推進センター 後援:学都仙台コンソーシアム)
採用からこれまでを振り返りキャリアを整理。採用当初に描いていたキャリアパスと現状の差にヘコんだりも。
20代の若手職員の方々とグループワークでは、キラキラと未来を語る若手のみなさんの姿に、ああ、30代になって少しずつ経験を重ねて、無意識のうちにブレーキをかけている気持ちもあるのかも知れないな、と気づかされました。


この月はほかにも
お茶の水女子大学附属図書館 改正学位規則に関する研修会(大学院FD講演会)
大正大学ラーニング・コモンズ見学
などでお江戸へゆく機会も多かったです。

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【8月】

諸事情により研究レポートのテーマを考え直さねばならなくなり、大スランプに陥りました。
出口が見えなくて悩んでいた時に、尊敬する先輩から「そういう気持ちって、自分が少し上の、新しいステージへ行こうとするときに感じるのでは。自分の能力(と自分で勝手に枠をはめている)を超えようと試みなければ、そんな思いはしないはず」という素敵な言葉をいただいて、復活。

気を取り直して、レポート作成のための情報収集を再開しました。

大学情報活用フォーラム(主催:株式会社SRA東北)
研究レポートがらみでインタビューに答えてもらった他部署の先輩に勧められ参加。研究業績データベースや大学ポートレートのお勉強を。


この月も震災がらみで発表が1件あり、行きたかった大学図書館問題研究会全国大会ワールドハピネスは泣く泣く断念。

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【9月】

第4回EMIR勉強会(主催:山形大学エンロールメント・マネジメント部 共催:東北工業大学)
これまた
研究レポートがらみで、IR(Institutional Research)、特に研究業績管理についてのお話を聴きたくて参加。SRA東北の方がデモを行いながら説明された「Excelを使ってできるIR分析」の話に、IR分析のためのシステムを売る人がそういう話をするかー、と驚く(そこか

■外部のお仕事での発表@八戸
発表準備にあたっては某会の当時のチームメンバーと一緒に6月から準備を進め、迷惑かけまくりました。
学修支援関連の調査を行ったのですが、々な背景を持った同世代のメンバーと議論を深める中で知識の豊富さや底力に刺激を受けたり、みんなで各種答申を読み込んだり、アンケート手法や分析を学んだり。貴重な経験でした

夏の魔物 - AOMORI ROCK FESTIVAL'13
フラワーカンパニーズのライブとクドカンのトークショー見るためだけに青森まで行くという暴挙に出ました。ついでに青森県立美術館横尾忠則展を。アナーキー

あとは新潟までこれを見に。
山口晃展 -またまた澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ-

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【10月】

■長期研修集合研修で人生初の九州上陸
引き続き研究レポートに苦しむ月に。中間報告があったので、そこまでレポートに没頭し、集合研修で人生初の福岡へ。id:shibureさんのご配慮により九州の図書館職員の皆様とよるカフェ&よるごはんをご一緒してid:otani0083さんとも3年ぶりの再会を果たし、楽しい時間を過ごさせていただきました。福岡はひとが優しく街並みもきれい、ご飯も美味しくて、とっても素敵なところでした。

集合研修の最後のプレゼンは最悪の出来で、完膚なきまでにぺしょんぺしょんに叩きのめされました。涙が出るほど情けなかったけど、いまのうちにここでたくさん恥をかいておくことは必要なことで、貴重な経験であったと思います。

若手職員のための大学職員論(2)~先達からのメッセージ~(主催:東北大学高等教育開発推進センター 後援:学都仙台コンソーシアム)
実行委員として運営のお手伝いをしながら、東北大学法務課長の船田さんのお話に刺激を受けまくっていました。

図書館総合展
NII喜連川優所長と語る学術情報流通の未来国立国会図書館の電子情報サービスの現在 を拝聴。

この月は仙台に遊びにきてくださったid:kitoneさんにやっとこさご挨拶できました。SNSで長いことやりとりのある方はだいたいお目にかかれているのに、kitoneさんとは2年くらい(?)やりとりがあったにもかかわらず、びっくりするほどタイミングが合わずw

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【11月】

自学の震災記録の取り組みについて報告@某図書館

JAIRO Cloud 説明・講習会
規程類の整備も終わり、いよいよリポジトリ構築へ本格始動となり、JAIRO Cloud説明会へ。なかでもコンテンツ収集についての講義で講師が挙げられた3C(「Connect:人とサービスをつなげる」「Contents:集める→集まる」「Customer:顧客を作る営業力」)が印象に残りました。

■長期研修研究レポート最終提出
何をしてても研究レポートのことが心の片隅に引っかかる半年間でしたが、いろんな方に相談に乗っていただいたり、アンケートやインタビューにご協力いただいたりと、人の縁を感じる日々でした。学内の課題から意思決定プロセス、上層部のパワーバランスといったえぐいところまで体当たりで学べたのは本当に貴重な経験でしたし、調査活動や論文形式の文章を書くという経験は、大学職員としてはもちろんのこと、論文指導も含めた学修支援を考える図書館員としても、大きな大きな糧となったように思います。

大学教育学会課題研究集会@同志社大学
内容はこちらのエントリにすこし書いています(まだ途中ですが
話題の同志社大学ラーニング・コモンズを見学できるかも、というのも、この研究集会への参加を決めた理由でした。
実に18年ぶりの京都に三日間滞在し、一日はフリーとしてid:kitoneさんに晩秋の京都をご案内いただき、最終日は龍谷大学深草図書館の見学へ。


怒髪天ライブ(DOHATSUTEN三十路まえ "七色の虹をかける野郎ども"@Rensa)
THE BACK HORNとのツーマン。てかバクホンの曲知らない・・
濁声交響曲NO MUSIC, NO LIFE. オトナノススメでの
上原子さんがキレッキレでめっちゃかっこよかったです。

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【12月】

長期研修が終わって気が抜けつつも、学修支援環境整備のお仕事が本格化して、ひたすら資料を集め、読み、人の発表資料を作るという日々が続いていました。

リポジトリもテスト運用フェーズに入り、いよいよ混沌とする中で、私立大学図書館協会研究分科会の報告発表もあり、バタバタと時が過ぎていきました。


そのほかには下記に参加したりしました。

明治大学和泉図書館見学
見学記はこちら
明治大学和泉図書館見学レポート(前編)(中編)(後編)

 国立国会図書館「東日本大震災に関する書類・写真・動画の整理・保存講習会~被災支援活動の経験・ノウハウを活かすために~」
立教大学共生社会研究センターの平野泉先生による、アーキビストの視点による災害支援活動記録・資料保存のお話、特に「アーカイブは記憶という仕事を担うが、安心して忘れるための仕組みでもある」「災害資料アーカイブには当事者の「忘れたい気持ち」「忘れたくない気持ち」という相反した価値が存在する」という点が印象に残りました。


9月-11月の土・日・休日は殆どレポート執筆に費やしてきたので、プライベートを楽しもう強化月間とし、展示会を見に行ったり、読書をしたり、いろんなところに写真を撮りに行ったりと、それなりに楽しめたと思います。

 
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この一年を振り返ると、ご縁があってありがたいことに発表の機会をたくさんいただきました。6月から11月までは月イチペースで発表が入り、職場のみなさまに業務量の配慮をいただきながら(ありがとうございました!)レポート執筆と発表資料の準備に追われる日々を過ごしました。自分としてはここ数年にないほどたくさんの経験と学びを得て、様々な価値観に触れ成長することができたと感じています。お声がけいただいたみなさまのご期待に応えられなかったことは心苦しく、反省点も多々ありますが、こうして機会を与えてくださったこと、お支えいただいたことに心より感謝申し上げます。
一方で、日々の仕事の中で組織に貢献できているという実感が持てず、空しさを抱えていたようにも思います。こんなに機会をいただいたにも関わらず、何が足りなかったんだろうと改めて考えてみたところ、自分のことだけで必死すぎて、若手世代が主体的に活躍できる環境を作る、人を育てる意識がまるっと欠けていたのではないだろうかと思えてきました。自分ばかりが頑張るのではなく、「みんなが成長できる成果」を考えなくちゃいけない世代であることを忘れてはいけないのだと思います。

来年に向けての課題が見つかったところで。
おそらくこれからも迷走しつつ、いろんなひとに迷惑を掛けながら歩いていくことになると思いますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

皆様方もどうぞよいお年をお迎えください。

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